レースリポート01

| HOME | RaceReport2009 | RaceRd01-1 |

更新日 2009-05-17 | 作成日 2008-02-23

RACE REPORT
2009レースレポート

2009シリーズ開幕

鈴鹿オフィシャル合同テスト
2009シーズン開幕。今年は、ポルシェカレラカップジャパンに、若手育成プログラム・育成ドライバーとしてフル参戦します! 


headimage1.jpg鈴鹿にて(ポルシェHPより)昨年来、2009年シリーズの方向を模索してきました。 年末には、ドイツF3のテストの機会を得て、初めてスペインのサーキットを走りました。 その後、オーストラリアF3への参戦も検討しましたが、年初になってポルシェの育成プログラム・オーディションへの参加のチャンスをもらえる事になりました。 今までSRS-Fを卒業して以来、ずっと英国でのレース活動であった為、僕自身、鈴鹿サーキット以外のサーキットはほとんど経験がありません。(岡山国際は、1度走った事があります) オーディションの行われた富士スピードウエイは、僕にとっては、初のコース(ただし、FTRSでショートコースは走行経験がありますが・・・、関係ない) 日本人でレースを志すのに、富士は走った事がないという状態でした。 オーディションでは、雨!! 車両は、ポルシェのカップカーで、もちろん乗ったことなどない。最初の走行は、ピットアウトして、1コーナーでそのままエスケープ行きという滑り出しでした。 数ラップでしたが、走行でき、直線でのポルシェのパワーと、ついでに富士1コーナーで、ポルシェを止める難しさをいきなり経験しました。 羽根付きのフォーミュラとは、別の世界でした。

正直、コースもどこを走ったらいいのか不明! 雨の中で、ポルシェのRR・大パワー車という条件で、とても「速く走れた」とは言えませんでしたが、幸運にも採用されました。 
過去3年間、英国でのシリーズ参戦は、家族、親戚、そしてまったくの無名の僕を支援してくれたサポーターの力で参戦してきましたが、どうしてもたくさんの制約がありました。 特に、車両トラブルの頻発、セットの迷走など、レースを走る以外のそれはそれは多くのトラブルの連続でした。 海外で走る中で、日本人であり、小規模チーム所属という条件は、想像以上の困難がありました。 それでも、たくさんのいい経験をしました。 英国のドライバー達のむき出しの闘志、意地悪さ、その一方で、レースに集中する環境など、苦しい環境でしたが、得たものはとても大きなものがありました。Cupcar01.jpgこれがCUPカーです。420馬力でRR(リアエンジン)。初めてのGTカーです。

当初、今年も海外でのレースを中心に考えていましたし、フォーミュラしか考えていませんでした。 でも大パワーでRRというポルシェは、自分にとってもドライビングを磨く上では大きなチャンスです。 英国のコーチであり師匠であるロブにも相談しましたが、「ポルシェをやれ!」と言われました。 僕にとっては、初めての大きなチャンスです。 プライベーターとしての限界は十分に知っています。 確かに、いままでのフォーミュラのシリーズは、同世代のドライバーの戦いでした。 英国でもポルシェカレラカップは、同じ日にレースがありましたが、フォーミュラとは違う、ハコのレースと思っていました。しかし、実際にポルシェに乗ってみて、「これは難しい」事を知り、また「ポルシェを乗り込んだ」人たちと戦うのは、なかなか大変である事を知りました。

僕自信、将来へのステップは、いつも考えています。F3にすすみたいと考えていましたし、SRSの同期生達の状況も気になっていました。 そしていろいろな助言ももらい、自分でもゆっくり考えた結果、僕はポルシェで、まず最速を目指す事に挑みます。 

公式テスト・・いきなりのアクシデント

4/14、今年のシーズンは、公式テストから開始されます。 僕にとっても久しぶりのサーキット。そして何より、ポルシェで走る事自体が、大きな挑戦です。 しかし、またまた雨。 過去3年、イギリスにいたため、雨は日常でした。 それにしても、またかい。

コースインでは、車両への習熟に専念するつもりでした。 雨もけっこう強かったので、無理をしない事と考えていました。 走行開始から数ラップ、徐々に慣れてはきたものの、少しペースを抜く為に、1コーナーでアクセルを戻した瞬間・・・・そう瞬間です。

車は真横を向いて、そのまま滑走。 (後でデータを見ましたが、190kmほど) やばいと思う間もなく、ガードレールに接触、されに反動で降り戻され、今度はフロントをヒット。
さすがに強烈な衝撃。 (後でオフィシャルの話しでは、「死んだか!」と思ったそうです)
体もサイドにぶつかり、大クラッシュ。 

いきなり車両を壊し、左側は、リアも壊れ、フロントも潰れ、ドアは、なんとカーボンのドアがへし折れています。 ガードレールのみでなく、支柱部分に激突したので、衝撃も強烈。 僕のシーズンは、大クラッシュで始まってしまいました。

あまりにも強烈なクラッシュであった為、その後病院にゆく事となりましたが、ダメージはなく(頸がいたいが・・・)ラッキーでした。 実際、車両を見ると「良く無事だった」と思いました。 ポルシェの頑丈さにまずは助けられました。 (回りの人たちからも「無事???」と言われました)
それにしても痛い・・・・。 まして、すぐ開幕戦です。 
メカさんから、まずは体が無事でなによりと言われました。 でも、皆さん本当にすみませんでした。自分自身でも、くやしさで一杯でした。 攻めていてクラッシュならば、ドライバーとしても納得する部分もありましたが、今回は、抑える為にはやめにアクセルを抜いた時に発生しました。 不運だったのは、アクセルを抜いた場所に、川が出来ていて一気にグリップがなくなってしまったものでした。 逆に攻めていれば、このようなアクシデントはなかったでしょう。 しばらくサーキットから離れ、やや感覚がにぶった事もあったかもしれませんが、つらいスタートとなってしまいました。

結局、僕の2日間の公式テストは初日の10ラップ程度で終わりました。 車両自体への習熟すらままならず、いきなりの開幕戦となります。 その前に、車両もダメージ修理が間に合うのかという状態でした。 厳しいシーズン開幕となりましたが、とにかく次に向けてがんばります。

















ポルシェカレラカップとは?

カレラ カップ ジャパンは、世界13カ国で開催されるカレラカップシリーズにおいてイコールコンディションとなる911 GT3 Cup車両(Type 997)を使用して国内のサーキットを転戦しシリーズ戦を行います。
車両のモディファイはレギュレーションによって最小限に規制しており、個々のマシン性能差がないワンメークレースです。F1日本GPのサポートレースをシリーズ最終戦とし年間全9戦でシリーズチャンピオンを決定します。(ポルシェカレラカップHPより)

車両は?

日本を含む世界13カ国で開催されるカレラカップシリーズへ参戦する車両は、全世界イコールコンディションの911 GT3 Cupです。6速シーケンシャル・ギアボックス420bhpのパワーを誇るType997車両を使用し、世界最速のワンメイクレースマシン 911 GT3 Cupを使用したレースは、市販車ベースながら、驚異的な性能を有するレース車両です。